【第43夜】
央華動乱
〜超魔導黙示録・V〜
<PART−02>
急転の世界情勢
かくして一同は、「新生機」に学園が包囲されている中、大学部にある天文台へと集合した。
エリス >「皆さん、お待ちしてました(o'▽')o」
そら >ヽ(・ヮ・^ヽ)))))))))))))))) えりちゃーん☆
弓 >「おやつー♪おやつー♪」 緊張感ゼロである
エリス >「きゃっ(そらちゃんぎぅ)……もう、弓さんったら。そう言うと思って、お茶うけもちゃんと用意しておきました(^^;」
アドノレ >「邪魔するぞ」
翔真 >「急に押し掛ける事になったみたいで済まんな(苦笑)」
エリス >「いえいえ。どうぞ中に(o'▽')o」そらちゃんなでなでしつつ、皆さんを中にお招きします。
初 >「うなーーーーーーー。おくれましたのですーーーーーーーー(;>□<)」一番最後に走って参上〜……しかけて、こけっ☆(ぇー
エリス >「……あ(^^;」
初 >そのままシャチホコ状態で……ゴォーーーーーール! (o_ _)oザシャアアアア
翔真 >「慌てなくても大丈夫だ(苦笑)」助け起こしましょう
初 >「うなー……またやっちゃったのです(、、)」おこされまーす><
GM >で、天文台のプラネタリウム内部。既に人払いはしてあり、他に誰もいない状態が保たれている。
エリス >「ほんとは飲食禁止なんですけど、なにしろ緊急事態ですので……きっと京香さんなら『臨時基地みたい』って言うんでしょうね(^^;」
翔真 >「まぁな(苦笑)しかし俺達も迂闊には動けない、魔術協会を始め絶滅社等の動向、対応を伺わなくてはならん。」
エリス >とか言いつつ、皆さんの席にそれぞれ紅茶と……お菓子はマドレーヌでいいですか?
翔真 >十分です、頂きます(^人^)
弓 >「ゎーぃ」
アドノレ >「貢物に文句は言うまい」
エリス >はい、それではいつものマドレーヌでいきますね(o'▽')o
初 >では、席につきつつ 「うな、えぇっと……わたしさっきまで食事中で、状況の流れがちょっとわからなかったんですけど……」
そら >「央華製のインフィナイト相当機多数が、国境を侵犯して学園および逢守神社を包囲。現在、裏界に対する全面戦争を主張し呼びかけています」
翔真 >「見事な纏めだ、偉いなそら。」( ^^ノにゃんこなでり☆
アドノレ >「状況の流れ。馬鹿が戦車でやって来た。原因は多分くれはが舐められてるからだと推測される」
弓 >「戦車(オット)できた☆」
アドノレ >「というか先行者の後継機だから、戦車じゃなくて二足歩行だな。とりあえずどっかで中継してるとこは無いか?」
初 >「うな、ありがとです。じゃあ、ちょっと手元のこれ(ピグマリオン)で調べてみますね……」
GM >ならばほん子、知力ジャッジ+端末で。それとも早速《鏡の中の真実》いっちゃう?(ぁ
初 >うな。こういう時はー……安全を期して端末で(^^; 知力11+端末4で……CでもFでもなく、22でした!
GM >するとー……初の端末に表示された情報は、一同の予想を遥かに上回るものだった。どうやら件の「新生機」、東京・モスクワ・パリ・ニューヨーク……と、おおよそ全世界で考えられる限りのウィザードの活動拠点に対して、同じ事をしているようだ。
初 >「う、うなー……これはひどい、と申しますかなんともうしますかー(、、)」
翔真 >「奴等本気か?と言うより正気か?と聞きたくなる展開だ。」
アドノレ >「そんだけ大規模な準備をしていて気づかれなかった事が信じがたいな」
そら >「次元潜航装備を搭載してれば、イノセントの探知にはかからないから……」
GM >この“暴挙”に対して日本は無論の事、諸外国も外交ルートで央華に問い合わせているようで、今のところ武力衝突は起きていない、ようだが……
初 >「……どうも、あちらの事情が変わったみたいなんです。それも、ごく最近」
エリス >「……というか、初ちゃん。国の名前が変わってなかったかな?」
初 >「うな、央華共和連邦じゃなくて、です?(、、)」
エリス >「うん、さっきの呼びかけの中で確かに“大央華帝国”って言ってたから。それに“宗仙兵”っていう人、確か央華の国家主席だったはずなのに“皇帝”だって」
弓 >「い つ も の よ。っていうかあんなの、ふつーにアメリカとかがブチ切れるでしょ」
初 >「……そのアメリカなんですけど、最近大統領が変わったみたいでして(、、)」
エリス >「確かエルフマン大統領……だったよね?」
初 >「うな。それがつい最近、任期切れで……」
アドノレ >なんてこったい(笑)
GM >そう、彼はマジカルウォーフェア開始の頃には既に現役大統領だったからね。公式展開の時間軸でもあれから5年は確実に経過してるし、そりゃ普通に任期満了だわ(笑)
翔真 >「ん?そちらは把握してなかったな、なんて人に変わったんだ?」
初 >「えーっと……(ぽちぽち)……ビル・リーソンって名前なのです」
翔真 >「ふむ、どう言うスタンスの人間か。それ次第だな。」
初 >「うな。裏界に対してはエルフマン大統領の頃とあまり変わらないんですけど、その頃から央華とはなにかと緊張状態だったようなのです」
エリス >「確か経済摩擦……でしたっけ。テレビで見た程度ですけど(^^;」
初 >「うな。それまではエルフマン大統領がノウンマン代表として、裏界との全面対決を明言してたのはご存知でしょうか……」
GM >あ、これはアドはコネ持ちだし知っててOK(笑)
アドノレ >んむ
初 >「……その間、央華は物資面でのバックアップをやってたんです。あのマジカルウォーフェアの間、ずっと」
翔真 >「流石に裏方の話についてはそれほど詳しくは知らなかったな(苦笑)」
エリス >「わたしも、そこまでは知りませんでした。あの頃は、それどころじゃありませんでしたし(←当事者)……そういえばその昔、“先行者”っていう人造人間を使ってたっていう事くらいなら知ってます(、、)」
翔真 >「交戦経験が有った様な気がしないでもない(苦笑)」
アドノレ >それで大統領が交代してからエルフマン氏とは連絡取れなくなってない?
GM >ああ、最近ずっとコンタクトの機会が無かったからね……もしかしたら接触できるかもしれないけど、それは正直運次第かな。
翔真 >「となると今回の一件にも強く反発の姿勢を示すだろうか?それとも強硬路線として央華との協調路線を採るか。どちらも考え得る。」
弓 >「やるのは構わないけど、人間同士でやれつーの。ウィザードや私ら巻き込むなって」(吸血鬼目線)
エリス >「むしろ今回の場合ですと、わたし達ウィザード全体に向けた呼びかけをするために、あえて人間社会のルールを破った……っていう事になるのでしょうか(、、)」
アドノレ >米の方針は変わってなくても(?)央華“帝国”が主導権欲しさに強硬策をとった事になるのか
初 >「難しい事は正直よくわかりませんけど、少なくともはっきりしてるのは……央華“帝国”になったのは、ちひろ姉さんが“Idol計画”を打ち立てた少し後くらいの話、なのです」
弓 >「いやな予感……」
アドノレ >「ちょっと前大統領に聞いてみるか」
エリス >「そうですね、アドノレさん。……くれはさんにも連絡をとるべきでしょうか」皆さんを見回しつつ
翔真 >「そうだな。」 くれは嬢にはコネも有るし、俺が連絡を入れようか。
エリス >あ、じゃあ翔真さんにお願いしちゃいますね(^^;
弓 >「じゃあ、私は社にとってみるわねぇ。ジェネラルかナイトメアあたりなら事を知ってるだろうし、それで何がしか指示が出てるかもしれないから」
GM >では、アドノレはエルフマン前大統領、弓は絶滅社、翔真はくれはにそれぞれ連絡をとるって事で……幸運度ジャッジをどうぞ!!
翔真 >ラジャ、幸運度で……む、イマイチ。出目4の17です。もし駄目だったら改めて志宝嬢にお願いする事になる(苦笑)
弓 >ころころっと、17。出目4だからしょーまくんと同じだった(笑)
GM >ふたりともなかいいな!?(笑)
アドノレ >振る前にマシンフェアリーを使おうと思ったら、不覚にもR1魔石を持ってなかった(R2ならあるのに)なので「すまんがR1魔石貸してくれ」
弓 >ほいほい、あるわよー(ざらざら)「いくらでもどーぞー」
初 >使った分は、後で共有から持ってくるって事で(^^;
アドノレ >そんでR1使っての通信サポート+10の幸運で33。残念ながら旗まではあと一歩だった(出目8)
GM >すると……一番最初に連絡が取れるのはアドノレだね。弓と翔真は、それよりも少し遅れて渡りが付くって感じだ。
……それでは。ここからは、各自の通信記録を見ていこう!
−アドノレの場合−
アドノレは、余裕でエルフマン前大統領と連絡をとる事に成功する。
どうやら任期満了後、マイアミで悠々自適の生活らしい彼は、大統領と言う重責から解放された分、
どこか角の取れた感じの声音になっていた。
エルフマン >『久し振りだな。私だ』
アドノレ >「アドノレだ。悠々自適の所すまんが少し話を聞きたいのだが」
エルフマン >『構わんよ。さては央華の事か』
アドノレ >「そうだ。いきなりでかい話をぶち上げたように見えるが、国家間では前々からなんぞ話してないのか?」
エルフマン >『……前置きをしておくが、私は前大統領として国家機密の口外を禁じられている。その範疇でよければ、という話になるが』
アドノレ >「もちろんお主の立場も理解しておる。ついでに現大統領になって方針変更した部分があればそれも知りたい」
エルフマン >『極論すれば、現職のリーソンと私とでは政党が異なる。同じ裏界に対抗するためといっても、周囲へのアプローチが微妙に異なるという点については、かねてより周辺で指摘されている通りだ』
アドノレ >「その微妙な部分が問題となるか」
エルフマン >『そうだ。私はこれまで合衆国の大統領として常に人類陣営の先頭に立ち、裏界への対抗計画を押し進めてきたつもりだ。しかし、リーソンはどうやらそう思ってはいないようでな』
アドノレ >「ほう」
エルフマン >『“裏界への対抗は一国のみに拠らず、国際社会として当たっていくべき”……言葉の響きだけなら綺麗なものだが、要は“我々合衆国以外の者に主導権を握られても構わない”という事でもある訳だ』
アドノレ >「利害関係が調整できずに身動きが取れないか各自に好き勝手しかねんと思うがね」
エルフマン >『確かに、先般のマジカルウォーフェアの間、央華はよく国際社会の支援をしてくれた。だがその一方で、対裏界戦に対する主導権を度々握ろうとしていたのもまた事実だ』
アドノレ >「だが、力ずくで従えという今の状況は、アメリカとして受け入れられぬと思うが」
エルフマン >『当然だ。いかに魔法社会に対するものであろうが、各国の領土に許可なく侵入している以上、これは国際問題と言っていい。もし合衆国の大統領が私だったならば、最優先であちらに警告を送ったところだが……央華はそのあたりも見越して、私の引退するタイミングを待っていたのだろう』
弓 >ほうほう。どっちかってーーーと、今悠々自適してるのは、現職の失脚待ちかな?って思った(笑)
アドノレ >「今後の動きに関してはリーソンの胸ひとつなのでわからないという事か」
エルフマン >『ああ、なにしろあちらは現職だからな。無論、合衆国の国益のために働いてはくれるものといちおう期待はしているが……正直、おおいに疑問と言わざるを得ん』
アドノレ >「大体分かった。今のところ確約はできんが、何かウィザード側に期待するところがあれば聞いておくぞ」
エルフマン >『そうか。ならば、ひとつだけ言わせて貰おう……煌家の動きに気を付けておく事だ』
アドノレ >「今回の動きに大きく関与してるのか。忠告は確かに承った」 このワードが取れたので連絡の甲斐はあったかの。なんぞ聞きたいことなければ話は閉じるが
初 >うな。わたしはありませんがー……
翔真 >俺からも特にないですね。有難う御座います。
弓 >話を聞くだけなら聞けるけど、私ら別に全ウィザードの全権代理者って訳じゃないしねぇ(苦笑)
エリス >……そう、ですね(、、)
エルフマン >『マジカルウォーフェア以降のキミ達の働きについては、私もよく心得ている。(声のトーンを少し落として)陰ながら応援させてもらおう』
アドノレ >「では機会があればまたいずれ」で、通信終了。他の2人とは時間差があったので『煌家の動き』について聞けるな
GM >まさしく(笑)
翔真 >了解、この後で話を振っておく。
◆ ◆ ◆
−弓の場合−
絶滅社の“ジェネラル”こと裁定者BABELとのホットラインは、しばらく待たされた後開かれた。
BABEL >『……待たせたな、リリス』
弓 >「やー………まさかまたアナタと直接会話できるとは、ね。待った甲斐もあるってものよねぇ……」
BABEL >『社の各国支部からの報告を取り纏め、先程総括して指示を出していた』
弓 >「りょ。 そっちも忙しいだろうし、私らにしてほしいことがあったら、言ってちょうだいなぁ」
BABEL >『承知した……央華の件は知っているな』
弓 >「すぐそこにいるわぁ」
BABEL >『ならば話は早い。今のところ報告は上がっていないが、今後社の施設ないし人員に対して央華から武力行使が行われた場合、反撃を許可する』
弓 >「反撃を、ねぇ………つまり、先制攻撃は駄目、と」
BABEL >『その通り。なぜならば、央華の今回の動きには白家の意向も含まれているからだ……おおかた近年の国際情勢から、“勝ち馬に乗ろう”というところだろう』
翔真 >央華系組織同士で何か有ったのか………?
弓 >「どうせなら、今すぐ私にケンカ売ってくれないかしらねぇ……」
BABEL >『いずれにせよ、現段階で央華の側からの武力行使が行われていない以上、現場レベルにおいては“しばし様子を見る”のが妥当なところだろう。そうした理由から、先の指示に至った次第だ』
弓 >「了解っと……」
BABEL >『これは予備情報だが。私の計算に拠れば、央華側はかねてより全世界への影響力強化を意図してはいるものの、総合的な国際関係の悪化までは望んではいないと見ている』
弓 >「……でしょうねぇ」
BABEL >『……無論、今回のような行動をとるからには何らかの不確定要素が発生している可能性も存在する。白家の挙動などは、その有力な要素として指摘する事が出来るだろう』
弓 >「……実のところ、央華だけが問題とも言い切れないのよねぇ」
BABEL >『まさしく。先般の世界魔術協会における汚職事件の摘発で、確かに対裏界強硬派は大きく勢力を削がれた訳だが、その分より先鋭化が進んだとも取る事が出来る』
弓 >「やー……それもあるんだけど……うん、根本的なところで、ね」
BABEL >『聞こう。君の立ち位置は、今やいち傭兵というだけに留まらず、世界にとって最重要たる意味を持っている。その意見は尊重すべきだ』
弓 >「……端的に言って、赤羽くれはの求心力不足……というか、うん、向いてない」
BABEL >『……やはりか』
弓 >「そういう意味では、いっそ誰かがクーデターでトップとるのはありっちゃありなのよね……本来は選挙とかするべきなんでしょうけど、以前はアンゼロットっていう強力なカリスマありきでまとまっていたから、それも受け入れられないでしょうし」
BABEL >『ふむ。では、央華がトップを取るという状況について、測定計算を実行してみよう』
弓 >「いやまあ、それはそれで論外なんでしょうけど。マトモなのは、ぶっちゃけ面倒がってトップとろうとしないし、かといって赤羽くれはにカリスマはない」
アドノレ >くれはが強ければ問題は解決するのか?メタいとこだと1レベルずつしか上がらんけどパワーレベリング的な……
弓 >この場合、レベル的な意味での強さじゃなくて、時には強権を振るえるだけの説得力というか、雰囲気ですかねえ。強硬手段が必ずしも正解じゃないのは確かですけど、「遺憾の意」砲だけでどうにかなるかっていうとね…… 国単位じゃなくて、世界単位の話ですし
エリス >旧・憂世騎士団のようなウィザード組織ならまだしも、今回はよりにもよってノウンマンの春鹿さん経由で“イノセント側の権力”を巻き込んでますからね……
翔真 >面倒極まる(苦笑)
弓 >単純な話、今何かをくれはが提議したとして、反対派はもちろん反対するとして、恐らくくれは寄りの派閥の中でも“賛成3、棄権5、反対2”くらいに割れると思うんですよ。で、一番性質が悪くて厄介なのが、この反対2の部分。
エリス >そう考えると、アンゼロットさんのあの「はいかYESで答えてください」って……そういう意味では、とっても効果があったんですね(、、;
翔真 >まぁどう言うタイプの組織でも、時と場合によってそれぞれの良し悪しが出て来るものだけどね(苦笑)
弓 >ある意味で、それが出来るのはアンゼロットだけで、だからこそアンゼロットは絶対に「個人」を優先せず、「世界」だけを優先してた……だから、勇者が何人犠牲になろうが、レベルが下がろうが、徹底した。それで1度でも「個人」を優先しちゃったら、二度と纏まらない事を知ってたんでしょうな
アドノレ >いや、あれだ。“従わなければぶっ飛ばす”的なのは強くなっても、精神的に無理なのか
弓 >で、ある意味で赤羽くれは……というか柊たち(私らも)は、その「個人」を優先して、アンゼロットを倒しちゃったわけで
エリス >その節は 本当にお手数をお掛けしました(o_ _)o
弓 >そうしてトップに立った以上、今度は「個人」の利害を常に気にしなきゃいけない。じゃないと、例えば「エリスは助けたのに、私達は助けてくれないのか」って言われる訳で
エリス >うん。まさに、そこなんですよね…(、、;
弓 >で、どっちが簡単か?というか、まとめやすいか?っていうと、そら「世界優先」なんですよね……だから、赤羽くれはでなくても、柊であっても、私らであっても、纏めるのは絶対に「無理」なんですよ(笑)
翔真 >出るべくして出た結果と言う訳か(−−;
弓 >極論、個人と個人の利害が対立しちゃったら、まずそこを調整しなきゃいけないわけで……(笑)
エリス >裏界との休戦を進めるのは、全体の負担を減らすって意味ではありなんですけど……個人レベルの争いなんて、それこそ数え切れませんものね(、、)
初 >うな。でも、もっと怖いのは……ここまでの世界の状況、そらちゃんは全部見てるって事なんですよね。それでもし、そらちゃんが「やっぱりダメだ」って判断したら……(、、)
弓 >それはないと思うけどね(笑)
初 >でも……そういう理由で“世界が終わった”事が分かってる以上は、完全に楽観しちゃうのも難しいのです……
翔真 >少なくとも、“何とかしよう”と努力している人が居る限り、そらは簡単に割り切ったりはしないで居てくれると信じている。
初 >うな。わたし個人としても“そう信じたい”のです……ムツミさんの記憶を得てしまった、今となっては(、、)
弓 >「ぶっちゃけ、赤羽くれはは真面目すぎるのよぉ……。もうちょっとワガママに、“それはそれ!これはこれ!”くらい言い切れれば、割とついてくる人も増えそうなのに。 まあ、性格的に無理でしょうね」
BABEL >『否定はできんな。……――ところで測定計算の結果が出た。結論として、央華勢が赤羽くれはに代わり世界魔術協会を掌握できる確率は高い。ただし、現有戦力で裏界に全面戦争を挑んで、勝利できるかどうかまでは別だ』
弓 >『それもあるでしょうけど……本来、トップが書類に忙殺されてるのがおかしいのよ。それ、部下の仕事でしょうに』
BABEL >『答えは明白。実質的な協会の運営は赤羽くれはではなく、“観察者達(ゲイザーズ)”が行っているからだ』
弓 >「“ゲイザーズ”がねぇ……」
BABEL >『幻夢神のアバターの集合体たる“ゲイザーズ”の意向は、裁定者のレベルには基本的に開示される事がない。その直属の使徒か、同じ幻夢神のアバターならば話は別だが』
弓 >TISとかいちおーいるんだっけ?“この世界”……
GM >ああ、TIS……“幻夢神のプライマル・アバター”の存在はその立場が立場だけに伏せられているけれど、キミ達は過去の経緯からその人物を知ってたはずだね。
翔真 >華恋嬢がこの世界におけるTISのポジションの人。
GM >まさにその通り。あとBABELが言ってたのは、「ゲイザー」キリヒトが「使徒」アンゼロットをいいように操ってた時の話でもあるね。あの戦いが終わった後、そういう事が二度と起こらないように、複数の「ゲイザー」が合議するようになったのだった。
弓 >操っていたというか、こうして見ると本当に“個人と世界の利害が不一致”なだけで、全体的には至ってマトモなんよなあ……キリヒト自身はやらかし気味ではあったものの(笑)
エリス >ままなりませんよねえ……(、、;
翔真 >そういえばBABELなら“央華から雇用依頼(戦力)が絶滅社に入っているかどうか”も、勿論知っているのだろうか………って、そんな話が来てたらもう弓に教えているか(^^;
GM >ああ、央華は実は絶滅社の勢力圏外なのよ。何故なら白家が勢力を張ってるので。
翔真 >あ、なるほど。了解です、説明感謝(^^ゝ
弓 >「まあ、ほとんどの連中は権力か戦力目当てでしょうけど、実際、一部には本当にこのままじゃ駄目だって思ってるのもいて、それが一番タチが悪いっていう……」
BABEL >『おそらく今回の場合は、煌春鹿がその人物にあたるのだろうな。また、それとは別に、テティス=コルディアスの事例と同様今回の件にも裏界の輩が絡んでいる可能性が存在する。その件にも留意しておく必要がありそうだ』
弓 >「そうね。人間がこんだけgdgdしてんのに、魔王が一枚岩とかないわよねぇ…」
BABEL >『まさしく。いずれにせよ裏界の輩どもの動きについては、こちらでも内偵を進めておこう。イレギュラーズは“千尋海”にいたな。彼らを使うといい』
弓 >『はーい』
◆ ◆ ◆
−翔真の場合−
赤羽くれはとの回線が開かれたのは、BABELへのそれとほぼ時を同じくしてである。
くれは >『はわ、どうもー。今ある意味むっちゃテンパってるところでーす』
翔真 >「忙しい所に済まない、端的に聞かせて欲しい。現在のそちらの状況と俺達はどうすれば良い?」
くれは >『さっきから、世界各国の首脳陣からごちゃごちゃ言われまくりだよー。“協会は何やってるんだ”って……何やってるもなにも、こっちは央華とかに何の指示も要請もしてないんだけどなぁ』
翔真 >「その事なんだが、こっちの面子の伝で『煌家の動き』について注意する様にとの話が聞けた。何かの役に立てれば良いが。」
くれは >『うん、それなんだよー。春鹿ちゃん、実は彼女が厄介な問題でねー……協会にとっては大口のスポンサー様なんだけど、“強硬派”のトップの1人でもあるんだよ』
翔真 >「それは、また難儀な話だ(嘆息)」
くれは >『昔のエリスちゃんの件から魔導砲艦隊の件に至るまで、一貫して支援して貰えてたからね。協会としても、その意向は無視できない訳(、、;』
翔真 >「スポンサーの意向を無視する訳にも行くまい。何処でも似た様な話は幾らでも転がっている(^^;」
くれは >『まあ、先日にはDHAに働き掛けて、霊波通信で檄を飛ばそうとかしてたみたいなんだ。もちろんふつーに無視されたんだけど、それもあってより直接的な手段に訴えたんだろうなぁ……』
翔真 >「しかし、それにしても幾らなんでも強引過ぎるな。ここまで踏み切る為の何かが有ったと考えるのが自然なんだろうが………」
くれは >『はわ。まさか世俗権力の影響力を使ってくるとはねー。でも、おおかた見当はついてて……。Idol計画による裏界との講和協定更新、それに強硬派の重鎮だったテティス・コルディアスの失脚。流石にテティスの素性までは知らなかったみたいだけど、どっちもきっかけとしちゃ充分だよ』
翔真 >「なるほど。」
くれは >『なにしろ強硬派の望みは“裏界との完全決着”だからねー。おそらく今回の件、ラシュディ師とかも一枚噛んでるんじゃないかなぁ』
翔真 >「本当にままならないものだ、赤羽嬢の苦労が偲ばれるよ(苦笑)」
くれは >『まさに“あちらを立てればこちらが立たず”……はわぁ〜』
弓 >んでもなあ……うーん……
翔真 >「ともあれ、現状こちらはどうすれば良いか。下手に動いてそちらに迷惑を掛ける訳にも行かないので一応そちらの意向を伺っておこう等とも思っているのだが、希望があれば伺っておきたい。」
くれは >『とりあえず、全世界のウィザード組織が央華の呼びかけにどう答えるか。その出方次第でもあるんだけど、極力極端な行動はとらない方がいいと思うんだ。例えば“武力行使の強行突破”とか……あ、もちろんあっちから仕掛けてきた場合は別だけどね』
翔真 >「了解した。こっちの伝で解っている事は先程伝えた事位だ。他に何か解ったら直接ではなくともそちらに知らせよう。忙しい所態々済まなかった。」
アドノレ >“先制攻撃は不可”というのは、どこも同じ意見だな
くれは >『うん。とりあえず、春鹿ちゃんと接触してちょっと説得してみるつもりだけど……そういう訳で、あんまり期待しない方がいいと思うよー』
翔真 >「了解だ、とりあえずこちらは学園の防衛に当たっておく。何か掴めれば動くと思われるが。」
くれは >『うん。微さんや本郷学長の事だから、そうそう下手は打たないだろうと思ってるけど、一般のウィザードが暴発しないとも限らないからね』
翔真 >「まぁそっちの方で動かなければならんと言うのは教職の辛い所だ(苦笑)」
くれは >『はわ、ゴメンねほんとに……あとね。“武力行使を伴わない単なる移動”なら、彼らも下手な手出しは出来ないと思う』
翔真 >「了解だ、覚えておく。ただ少なくとも赤羽嬢に詫びられる事は無い、気に病まずに居てくれ。少しでも心の負担を掛けずに有りたいものだ………下手に負荷を掛ける様な事が言うと、後で柊が怖い(フッ)」
くれは >『まあ、ひーらぎにも“手を出しちゃダメ”って、もう言ってあるんだけどね。そういう意味で、秋葉原の方は安心だと思うけど』
翔真 >「あぁ………確かに彼なら直ぐにでも飛び出しそうだ(苦笑)」
くれは >『そういう訳で、この後一触即発になる可能性も否定できないから、連絡は密にとっとこう――“そらちゃんの動き”は、あたしら含めてどこの勢力であっても、もう絶対に無視できないものだから』
翔真 >「了解した。」
◆ ◆ ◆
GM >では。諸方面への通信は一旦ここまでとして、これからどうするかだね。
エリス >まず、央華勢との衝突を避けつつ、幻夢神のアバター(華恋さん)と接触をとる事、でしょうか。あとは、現状フリーハンドとして“千尋海”の別荘にいるイレギュラーズと連絡をとりあえる、と
初 >なるほど。FtEの外にいるイレギュラーズに、央華の勢力は手を出せないから……ですね(ぽむ)
翔真 >そうだな、打てる手は打っておこう。
エリス >そういえば、その流れの上でなんですけど……アムさんの方(ルシファーズ=サン)と連絡をとるべきかどうか?って事を考えてまして…
翔真 >今ルシファーズ=サンに連絡を取るのは、色々と難しいか(−−;
初 >いくらなんでも、霊波通信にまで規制を掛けてくるとは考えにくいですけど……
そら >しょーまくんしょーまくん。 っ【ねこどっくつうしん】
翔真 >まぁ規制は掛けなくても暗躍しないと言う理由は無いからな。連絡取るならねこどっく通信だな(苦笑)
エリス >そうなりそうですね。あとは、これまた央華勢に包囲されてる神社の京香さんをどうするか、なんですけど……
翔真 >大義名分が有れば、逆に神社に赴いても下手な事はされないとは思いますがね。
エリス >くれはさんは「武力行使じゃなきゃOKだろう」って言ってましたけど、本当にそうかどうかはあっちの出方次第でもありますし(、、)
そら >きょーちゃんひとりなら、わたしがいってつれてきても いいですよ(o'ヮ')o
翔真 >………公的に教職と言う立場の有る俺が同伴すれば大丈夫か?
そら >わたしもともと 住所 神社 (o'ヮ')b
翔真 >そう言えばそうだったな(笑)自宅に帰るのを止めるのは問題(^^)
そら >ひとりでなら、あのロボットたちに察知されずに帰る事もできます。きょーちゃんを連れて行くときは また別ですが(o'ヮ')o
エリス >……あ。だから態々包囲したって可能性 今思いついちゃいました(o_ _)o
弓 >絡まれてもなんだし、私も行こうか? バイクがあるし。とゆーか、タクシーという便利なものが世の中にはある(笑)
翔真 >どうせ行くなら弓ちゃん同伴でお願いしたいかな。
エリス >華恋さんの住所は、以前と変わってなければ横浜。ですよね……
翔真 >ムチャクチャ初期にコネ貰ったのでアポ取ってから行こうと思う。連絡するのちょっと怖いけれど(苦笑)
初 >うな。どうしてですー……?
翔真 >訪問する時の8割以上が、アポ無しで突撃していたから………良心の呵責で心が痛いの(ぁ
エリス >えーっと、そうしますと……京香さんを迎えに行ってから、アムさん華恋さんイレギュラーズの皆さんと連絡をとって、華恋さんのところに向かう、って感じでしょうか。あと、移動手段も(o_ _)o
翔真 >あぁ、纏めるとそんな感じか。有難う志宝嬢(^^)
そら >移動手段なら、フレースヴェルグが使えます(沖合いのポートに 泊めてます!)
GM >ちなみにヴェズルフォルニルは千尋海に泊めてあるので、イレギュラーズの移動手段に問題はありません。
弓 >イレギュラーズへの連絡はエリスかな
エリス >あ、じゃあそうしますね。行動の指示は、弓さんから出していただければ(^^)
アドノレ >こちらからもどっかとの連絡をとるのが良いのか?
翔真 >ですね。華恋嬢にアポ取るのは俺として、それで弓ちゃんとそらが京香嬢を迎えに行くなら、アドノレには申し訳ないがアム嬢と連絡を取るのをお願いしたい所だな。
弓 >「ん。エリス、イレギュラーズにこっちに向かうように言ってくれる?集合場所は……どこがいいかしら」
エリス >「こっち……ですか?ラビリンスシティとかではなく……?」
弓 >「んーーーー……悩ましいのよねえ、そこ。こっちにくると、武力行使と思われる、か」
エリス >「ですよね……なので、ラビリンスシティに向かっていただくって感じに考えてました。あっちなら、央華のロボットたちが手を出してくる事はないでしょうし」
アドノレ >ラビリンスシティだと、こっちで何かするより目立つのがネックかもな。“向こうも一枚岩でない”という情報に引っかかる
翔真 >ともあれこっちでは俺達も下手に動けない、要らぬ警戒をされるよりは距離を取っておいて対応出来る様にしておくのも一つの手かと。
エリス >それにラビリンスシティなら、臥龍迷宮経由で直接いけます☆
アドノレ >出入りは目撃されても中の様子は掴めないのが強みだな
初 >「あ。それなんですけど……行き先とか合流先として、ルシファーズ=サンって選択肢はないでしょうか?」
エリス >「ルシファーズ=サン……?」 いちおう理由を 確認しておこうと思います(、、)
初 >うな。今までの話を聞く限り、央華って強硬派の息がかかってるんですよね……
翔真 >うむ、それは間違い無さそうだ。
初 >となりますと、和平派の重要拠点で、しかもウー=バルとベール=ゼファーという2人の魔王を擁しているルシファーズ=サンは、格好の攻撃目標なんじゃないかなって……もし勘違いだったら ごめんなさいです(、、;
翔真 >いや、間違っていないと思う。ただ、フレースヴェルグだけなら最悪ステルスシェードで秘密裏に接触出来るが、ヴェズルフォルニルだと観測されるのは致し方ない。
弓 >間違ってはいないが、逆に刺激する可能性もあるのでなぁ……
アドノレ >ならば俺様はそっちとの連絡を図るか
翔真 >打てる手が多そうなのはシティだが直近で危険に晒されそうな可能性が有るのはルシファーズ=サンか、正直悩む。
エリス >現状としては、イレギュラーズの皆さんには「ラビリンスシティで情報収集してもらう」「ルシファーズ=サンを護衛する」のどちらか、って選択肢になるのでしょうか。
翔真 >面白味の無い回答だが。イレギュラーズにはシティまで先に赴いて現地での情報収集等に当たって貰って、俺達は京香嬢と合流してからフレースヴェルグでルシファーズ=サンに赴くと言うのはどうだろうと聞いてみる。
アドノレ >よかろう。ルシファーズ=サンには、一報入れて警戒態勢に入ってもらうとしよう
弓 >そうだね、その上でルシファーズ=サンの方に護衛が必要になるなら、イレギュラーズをそっちに回す感じで
アドノレ >最終的にルシファーズ=サンまで移動するのなら、弓と一緒に移動してた方が良かろうな。連絡だけなら移動しながらできる
初 >そうですね、お願いするですー……取り越し苦労ならいいんですけど(、、;
翔真 >了解。ただこれだと、今度は華恋嬢の元に赴くのが面倒になると言うのにたった今気が付いた(ぁ
エリス >うーん……華恋さんの所には京香さんと落ち合った後、イレギュラーズの皆さんが動いている間に行っておく、でもいいと思います。後で情報を突き合わせるのが確かな以上、華恋さんに会うのはわたし達だけでも良い訳ですし(o_ _)o
弓 >「OK、それでいきましょう」
エリス >「はいっ。あとは、あちらに何かやっていただく事とかありましたら、ついでに(o'▽')o」
初 >あと、わたしもフリーハンドで動けます!うな!
エリス >とはいえ、皆さんと一緒に行動するのでもなければ、どこかへの連絡役程度になると思いますけどね(^^;
翔真 >っと、華恋嬢にアポを取るのが後でも大丈夫なら、一緒に行きましょう。(
弓 >それは大丈夫?二重の意味で(笑)
翔真 >ど、どうだろう?(汗)
弓 >戦力的に見て、ここに残る方が少ないかな?というのと……そもそも教職員的に、いま抜けちゃっても大丈夫??(笑)
翔真 >……ソコか!!(笑)
初 >そのあたりの連絡役に使っていただいても おっけーなのです(、、;
翔真 >まぁ一応若葉が後を引き受けてくれたから大丈夫だと思うが、戦力的な事を言われると確かに考えねばならないか、了解。
エリス >わたしと初ちゃんは……いずれにせよ、フレースヴェルグに移っておいた方がいいでしょうか。
翔真 >臼本嬢には、若葉の所まで何か動きが無かったかどうか聞きに行って貰って、俺はここに残りつつ華恋嬢にアポを取るか。
弓 >そうね。あと2人にお小遣いあげるから、買い占めにならない程度に購買でお買い物しておいてもらうのがいいかな
初 >うな!じゃあ購買と職員室ですね。買うのはどういったものがいいでしょうかー……やっぱり消耗品でしょうか。素材ですとか。
弓 >フレーバーテキスト品を(笑)
初 >ずこーっ(笑)
弓 >消耗品とか、在庫まだあったと思うけど、足りなさそうなのあれば……素材はさすがに売ってなさそうだから(笑)錬金術部から買う?
初 >うな。確か、素材系の魔力宝石は使い切ってましたね……でも、購入できないアイテム扱いではないですので、たぶん大丈夫だと思うのです!
弓 >ん。あとはお茶とかおやつとかちょっとした食料やらね。この状況だと学生達にも必要だろうから、買い占め無い範囲で
初 >はいです!エリスせんぱいのお料理用ですねわかります!(笑)
エリス >あ、それは助かります(o'▽')o
弓 >内容は任せるw 予算は……エリス関係の雑費は私から魔石てきとーに(笑)素材は共用倉庫送りでいいかな?
エリス >共有魔石がいっぱいありますし、そこからでいいですよ?(笑)
弓 >お小遣いあげたいのよ(笑)
エリス >な、なるほど。ではお言葉に甘えさせていただきます(o_ _)ノ
初 >R1が400個近いとか、Sも200個近いとか……(笑)
アドノレ >積もりも積もったり19年(笑)
エリス >……あ。そういえばフレースヴェルグの格納庫に装甲車(オートモビルブルーム)があるのを 思い出しました(o'▽')o
翔真 >装甲車を街中で乗り回すのはちょっと(苦笑)
エリス >いちおうアメリカ海兵隊仕様なので、央華相手のはったりに使えるかな……なんて(^^;
弓 >アドも来るならバイクじゃ無理だし、それ使おうかね……
アドノレ >高級車(装甲車)によるご家庭訪問(笑)
GM >では、纏めよう……そらと一緒に移動するのが弓とアド。初&エリスと一緒に学園に留まるのが翔真。という感じかしら?
翔真 >はい、それでお願いします。時間掛かって申し訳ないです(陳謝)
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