監督のコメント
■昨今デジタル技術の進歩によって、アマチュアでも５分超のアニメーション作品が作れちゃったりする恐ろしい状態になっているわけですが、簡単にシーンを作れるからとうっかりしていると紙芝居になってしまう訳です。
んで、アマチュアアニメータの端くれとして、動きまくる作品という奴を一度は作ってみたかったんです。
■が、ドンパチ系、ドカバキ系には過去に恐るべき作品群が存在する訳です。まともに戦っては勝負にならない、いや、自惚れを入れると勝負にはならないこともないけど、苦戦は免れないわけです。
ということでここでもガチンコ勝負は回避して、追っかけ系にしたわけです。何故か過去に追っかけ系のアマチュア大作というものはあまり記憶に無いし、シーンを次々に変えられる利点もある。
■ですが、動かしたいといいつつもやっぱり枚数は使いたくないわけです。枚数をかけないで動かしているように見せるにはどうすればいいのか？
■答え１．髪パタ、服パタ、そしてwiggle様だぁ！
■答え２．たくさん描いても大変でないものを描くんだ！煙とか、煙とか、煙とか。
■答え３．コンピュータ様に描いて頂く！
但しコンピュータ様はうっかりするとまったく画面になじまない物を描いて下さるので、おだてたりすかしたりします。
■答え４．同志を増やして人海戦術（笑）
いやー、まったく感謝しております。
■ ドム？
はい、ドムですよ？
かつて冨野監督も言ったわけです。ザクを歩かせるのは大変だから、ドムで行こうと。先人の知恵っていうのは借りるものですなぁ。
学（まな）ぶことは真似（まね）ぶことだって言うじゃないですか。だから新ルパンのOPの煙なんかも研究するわけです（笑）
■ セーラー服？
はい、セーラー服ですよ？
僕はセーラー服とガクラン以上に記号化されて描きやすい服装というものを知りません。てへ。
■ レイダース？
はい、あの演出をやってみたかったんですよ？
■音楽は今回も御馴染み米田さんに作曲していただきました。１作品１テーマ曲一本槍という難しい注文にもかかわらず見事な楽曲を作ってもらって感謝しています。
