上巻
第一章の最初から、コンストラクションやメタファという内容で出鼻を砕かれるようなところもあります。
もちろんこの章を飛ばして読むのもありなのですが、現実的なところで説明されているので読んでおいたほうが良いでしょう。
私には、「プログラムの設計というのはコーディングそのものである。」という風に読めました。
私見ですが、「いわゆる、用件定義や仕様書というものは設計では無く、コードを書くことそのものがプログラムの設計だ。」というのを理解して、作業をしていけば自ずからコードの質も変わるのではないでしょうか。
プログラムの製造そのものは、今やほとんどビルドボタンを押すだけですから。もちろん、全うなプロジェクトならビルド担当の方もいらっしゃるでしょう。
全般に、CやVisual BASICに対する記述が減ってきているのは時代の流れでしょうか。
このあたりの、バイナリを意識したコーディングが必要な言語系は時代遅れなのかもしれませんが、いくらJAVAしかやったことがないとしても、バイナリファイルとテキストファイルの違いとか、文字コードの違いとかに対する知識がないのは...
変数のスコープなんて、昔のC言語ではどうしようもなかったこともあり、今まで気にもしていませんでした。
うーん、このあたりは私の弱点です。
変数名の話は、第一版でも言われていたことだと思います。
クラス関係の解説もよくまとまっています。
ただ、ここは少し足りないかもしれませんが、まとまりは良いです。